更新:2025/02/28

キヴォトス——数千の学園が集う巨大都市

キヴォトス

キヴォトスという名を聞いて、最初にギリシャは西マケドニアの都市を思い浮かべるのはごく自然かもしれぬ。されど、ここではあえてその常識を外し、学園都市としてのキヴォトスを掘り下げようと思うたのじゃ。

数千の学園が独立する街

キヴォトスには数千もの学園が集い、各々が自治区として独り立ちしておるのじゃ。しかも、それらが国家並みの外交権や宣戦布告権まで所持していると聞けば、どれだけ物騒な場所なのかと身構えるかもしれぬな。しかしながら、実際にはそれほど殺伐としておるわけでもないようじゃ。

その理由のひとつは、強制力を持つ調整機関「連邦生徒会」が存在すること。もうひとつは、そこに住まう生徒たちの妙に頑丈な体質ゆえ、ちょっとした争いなどでは決定的な混乱にまでは至らぬらしい。まこと、不思議な街じゃのう。


生徒たちの不思議な頑丈さ

ここに集う生徒たちは、頭上のヘイローに加え、獣耳・羽根・角など、バラエティ豊かな外見をしとるらしい。さらに驚くべきは、銃撃や爆発に巻き込まれようと、かすり傷すら負わぬことが往々にしてあるという点じゃ。

もっとも、痛みそのものを感じぬわけではないので、無茶は禁物…とわらわなら思うのじゃが、さて、そなたはどう感じるじゃろうか?

生徒以外の住民たち

キヴォトスには生徒以外の住民も多く暮らしておる。犬や猫が二足歩行をし、愛嬌のあるロボットが銀行の窓口やコンビニのレジに立つ姿も珍しくないのじゃ。動物が客に応対しておるなど、なかなかシュールな光景じゃろ?

しかしながら、彼らもまた事故や争いに巻き込まれることがあるものの、“頑丈さ”というキヴォトス独特の空気に引きずられてか、大事には至らぬことが多いようじゃ。なんとも不思議な均衡が保たれておるのじゃな。

代表的な学園

アビドス高等学校

まずは「アビドス高等学校」。かつてはマンモス校であったが、砂害に見舞われた上、その対策費と復興費で途方もない借金を背負ってしもうた。その結果、今では廃校寸前などとも囁かれておるのじゃ。波乱万丈じゃのう。

トリニティ総合学園

次に「トリニティ総合学園」。文武両道を標榜し、お嬢様めいた上品な生徒が多いという噂じゃ。わらわには少し眩しい世界のようにも思えるが、そなたはどう感じるかのう?

ゲヘナ学園

そして「ゲヘナ学園」は、自由奔放な校風で知られる大規模学園。トリニティと並び称されるほどの規模ながら、その雰囲気は真逆にして個性の宝庫。毎日がお祭りのように賑やかだそうじゃ。楽しそうではあるが、果たして落ち着いて学べるのか、わらわは心配になってしまうのじゃ。

ミレニアムサイエンススクール

ミレニアムサイエンススクール」は、その名の通り先端技術の粋を集めた未来型学園。次々と革新的なプロジェクトを打ち出し、時には他校とのパワーバランスをかき乱す“トリックスター”的存在としても知られておる。わらわも最新のガジェットなどに興味があるゆえ、訪れてみたい気もするのう。

百鬼夜行連合学院

「百鬼夜行連合学院」は、名前だけ聞くと妖しげなものの、実際には観光業が盛んな学園らしい。生徒会が存在せぬ故、代わりに連合と称する部活や委員会が必死に学園をまとめとるのじゃ。祭りや食文化にも熱心と聞くから、温泉やグルメなどを楽しめそうで、わらわとしては心惹かれるのじゃ。

ハイランダー鉄道学園

「ハイランダー鉄道学園」。キヴォトスの鉄道を一手に担い、物流と人の往来を支える重要な役目を果たしておる。しかし、その実態は謎に包まれていて、普段の生活の裏で黙々と巨大インフラを維持している姿は、さながら都市伝説のようじゃ。もしもここが止まったら、キヴォトス全体が立ち行かなくなるであろうな。

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