『ブルーアーカイブ』とは?銃声と青春が交差する学園都市の魅力を解説!
『ブルーアーカイブ』とは?
たいていの学園作品というのは、せいぜい「体育祭での腕相撲勝負」だとか「文化祭でのパン食い競争」だとか、はたまた「授業中に居眠りしていて叱られる」ぐらいがせいぜいの波風でしょう。しかし、この『ブルーアーカイブ』の世界では、銃声が日常のBGM、爆発は日常の花火、つまりは危険がそこら中に転がっているのです。
「学園生活におけるどんなトラブルも、最終的には話し合いで解決できる」――そんな甘理屈もごもっとも。ですが本作では、そうはいかない。銃弾が疾走し、爆炎が上がり、陰謀の臭いがあちこちから漂い、そして生徒同士の友情が破壊されかけたり、かろうじて修復されたりと、挙げれば枚挙にいとまがないほどに騒がしい。よって、プレイヤーであるあなた=先生は、ただの「教育者」としてだけでなく、「指揮官」としての資質を問われることになります。学園都市キヴォトスで待ち受ける、数々の問題をどうやって乗り越えるか。しかもそれらの問題、ほとんどが「かくしてかくありなん」と思わず妙に納得してしまう混沌っぷり。警察も治安維持組織も当然のように生徒が運営する不思議。事件が減らないどころか、むしろ増えている気さえします。本当に何とかなるのか。何とかしてみせる。それが「先生」の使命であり、責務。いや、重荷、と言ってしまうと夢も希望もない気がするので、「役割」と言うのが正しいのでしょうか。
治安はあまりよくないといっておこう
こんな世界観にあって、それでも生徒たちは学園に通う。そして、銃を持っている。どういうことなのか。そう、ここでは銃が日常小道具の一環だからです。ペンケースから拳銃がひょいと出てきても、もはや驚かない。給食当番がうっかり落としたものがハンドグレネードだったとしても、周囲は「ああ、またか」くらいの反応なのです。それでもなお、この世界で生徒たちがちゃんと制服を着て学校に通い、昼にはパンやお弁当を食べ、放課後は部活をする。
『ブルーアーカイブ』の特徴
個性的な生徒たち
普通の学園ものならば、「生徒会」「吹奏楽部」「野球部」あたりが主要キャラの温床でしょう。しかし、この学園都市キヴォトスにおいては、「疑似科学部」、さらには「特異現象捜査班」など、マニアックな組織がわんさか存在します。そして彼らは、一筋縄ではいかない問題を抱えていたり、地域を統治するリーダーを兼ねていたり、とにかく教師泣かせのトラブルメーカー揃い。その個性は、まるで鮮やかな色とりどりの花畑……。「百花繚乱」と書いて「百難来る」と読めそうな勢いです。よくよく考えれば、教師一人で捌ける量じゃありません。いや、だからこそ先生には生徒が必要。
戦略的バトルシステム
銃弾が飛び交うからには、当然バトルがある。せっかく先生と呼ばれる立場なのですから、戦略がモノを言うのは当然。生徒たちの行動を見極め、適切なタイミングでスキルを発動し、戦況を支配する。
学園都市キヴォトス
学園都市キヴォトス――それは複数の学園が存在する、巨大な都市である。生徒たちは日常を送りながらも、同時に組織に所属し、学園ごとの争いや問題に関わっていく。平和な学園生活の裏に潜む陰謀、明かされる真実、そして時折挟まれるギャグ。こうしたバランス感覚が、『ブルーアーカイブ』の世界をより魅力的にしている。
『ブルーアーカイブ』のストーリー
キヴォトスには様々な学園が存在し、プレイヤーは「シャーレ」(S.C.H.A.L.E)と呼ばれる連邦捜査部の組織の顧問として、生徒たちの手助けをすることになる。事件の解決を頼まれることもあれば、巻き込まれることもある。時には戦場に赴き、時には悩める生徒の相談に乗る。
そして、そんな混沌の中でも生徒たちは、業務を手伝ったり、日直や当番として妙にいろいろなお世話を焼いてくれたり。ときには周囲の住民から奇異の目で見られることもありますが、それもまた一興。大人の常識なんていう、世間体の檻に縛られない自由奔放さこそが、学園青春の醍醐味であり、ましてやそれが銃弾と融合している世界なら、なおさら独特の魅力を放つのでしょう。
結論:『ブルーアーカイブ』とは?
学園生活とバトルが交差する、唯一無二のストーリー。キャラクターの魅力が溢れ、戦略性の高いゲームシステムが楽しめる。そして、何よりも、プレイヤー自身が「先生」として生徒たちと向き合うことになる。
「先生!」
その声に応えるのは、あなた次第である。